続おぼろげ記憶帖 (6) 簡単な挨拶
こんにちは・こんばんは・すみません・ありがとうなどとフランス人は出会った人たちと簡単な軽い挨拶をよく交わします。それも少し微笑んで!
礼儀正しいと言われている日本人は最近ご近所でもかかわりのない人は挨拶をしません。頭を下げるだけで言葉は発しないことが多いのです。道でぶつかりそうになっても後ろから追い越しても電車で降りられないでいても知らん顔です。私の住む地域だけのことかもしれませんがパリのマナーが懐かしく思われます。
「面識のない人たちとの挨拶はほんのひと時でも同じ空間を共有する場合知らん顔をするのではなく積極的に人間らしさを築き上げようとするフランス人の言語文化の一面である」という文章を見つけました。本当にそうだ!と思います。
Bonjour! Monsieur /madame /mademoiselle 名前を付けて親しさを表すこともあります
Bonsoir! こんばんは
Bonne journee! さよならの代わりに軽く「よい一日を!」
Bon apres-midi ! 良い午後を
Bonne soiree! 楽しい夕べを
Bon week-end ! よい週末を
Bonne vacance ! 楽しいバカンスを
Mercy ! Mercy bien ! Mercy beaucoup ! ありがとうにいくつかの言い方があります
Pardon ! 日本語の“どうも”とか“すみません”の感じでご免なさいではありません
Excuse moi ! ちょっとだけ“ご免なさい”
Bon apetit ! 食事を始める時の言葉。“いただきます”とは少し感じが違います
Au revoir ! さようなら 或いは またね! などと使います。
東 明江
東さん
全く同感です。
私もかねがね思っていたのですが、概して日本人は声を出して挨拶するのが苦手(?)なのかもしれませんね。軽く会釈をすることはあっても、わざわざ声に出してまで挨拶はしない、それが習慣になっているような感じがします。ただ、例外的に、不思議なことに、山などで出会った時に見ず知らずの人にも意外に声を出してお互い挨拶するのに。平地に降りてしまうと途端にして無言になります。なぜ?
外国の街を散歩している時など(雑踏の中は別ですが)、通りで出会う見ず知らず同士の人でもちゃんと挨拶を交わします。この挨拶は、単にすれ違いだけだが、お互いに敵意はないよという意思表示にもなっているのかもしれませんね。