幼き者の世界3〜大人のエゴ〜
私には2歳の姪がいる。はっきり言って私はこの姪に対してデレデレ状態だ。姪の誕生が楽しみ過ぎて産まれる前からいくつもぬいぐるみを買ったり、どこに連れていこうかなど考えたりしていたくらいデレデレなのだ。
うさぎのぬいぐるみなんて気にいるかな?
ちょっと大きくなったら、あのパフェの美味しい店に連れて行こうかな?
そんなことを考え始めるとキリがないのだが、昨今のコロナ事情もあってまだ遠出するという機会はなく、私は「この時代に生まれた子はなんだか可哀想だなぁ」なんてことを思っていた。しかし、姪と過ごしていて感じた事がある。
「どこかに連れて行かないのは可哀想」というのは本当にそうなのだろうか?
姪は階段の昇り降りを楽しんで何度でもやる。家の戸棚を開けろとせがんでは飾ってある人形をずっと眺めている。最近は貯金箱に小銭を入れるのも好きみたいだ。
ひょっとすると彼女にとっては階段も戸棚も貯金箱もアトラクションの一つなのかもしれない。きっと子供たちにとっては身の回りにある物すべてが新鮮で面白い物なのだ。
そう考えると「□□を買ってあげないと…」や「〇〇に連れて行ってあげないと…」なんていうのは大人の勝手な思い込みでしかないように思えてくる。子供たちは自分で面白いものを見つけ、それを楽しむ術を生まれながらに持っている。彼らが夢中になれるものは身近にある。
そんなことを考えつつも、少しでも姪に気に入られたいとオモチャの品定めにトイ○らスへ行く私がいるのだが…いけないいけない。
まーぼー
まーぼーさん
うっかり気付かずに通り過ぎるところ、いい所に気付かれたようですね、まーぼーおじさん。
小さい子供たちは、「遊びの天才」です。何も特別なおもちゃなど要りません。要るだろうと思っているのは大人の方だけ。もちろん、もう少し大きくなると、そのおもちゃはもう飽きた、あれが欲しいこれが欲しいといろいろおじさんを困らせることを言いだすと思いますが、それまでは身近なもの、見るものすべてが初めてのものばかりで、どれも立派な遊びの対象にしてしまいます、おじさんでさえも。
そういう私も、息子・娘を育てている時は気がつかなかったが、孫たちと付き合うようになって、小さい子供を少し客観的に観察でき気が付いたことです。遅かりし・・・。
一老人さん
コメントありがとうございます。
まさしく「子供は遊びの天才」ですね!見ていてそう思います。もうしばらくするとうちの姪も「あれが欲しいこれが欲しい」と言うようになるかもしれませんが、それまでは大人が先回りして子供に与えるのは自重せねば!