地面の蓋 4 嵐山町(埼玉県:比企郡)
東松山(地面の蓋2)のさらに先に「武蔵嵐山」駅がある。
中野島から出かけると、武蔵野線:北朝霞(東武東上線:朝霞台)経由で1時間40分程度の場所だ。
乗換駅でJRと東武で名称が違うのはいろいろと理由があるのだろうけれど今回はさておき、
武蔵嵐山駅での蓋探しである。駅前を少し歩くと、発見!
蝶とバッタと蛍、中央を川が流れている。
ちょっと漫画チックではあるが楽しい図柄である。
嵐山町HPによると下水道の整備により、
清流を維持・蘇生させ、オオムラサキやバッタ、ホタルの
飛び交う自然環境の良好な嵐山町を形成することを
イメージしてデザイン化されたそうだ。
色付きの蓋もあるようだが、それは次回の楽しみとしておこう。
嵐山と言えば「京都の嵐山(あらしやま)」を思い浮かべるが、
関東地方にもこの名称の地がいくつかある。
今回の「武蔵嵐山(らんざん)」、
他には「相模嵐山(あらしやま)」等がある。
呼び方は「あらしやま」「らんざん」と二通りの呼び方ではあるが、
由来は京都の嵐山からきているそうだ。
【武蔵嵐山】
昭和3年に、槻川渓谷(嵐山渓谷)を訪れた本多静六博士(林学者、造園家)が当地を訪れ、
景観を眺めたところ、 京都の嵐山の風景によく似ていることから、「武蔵嵐山」と命名され、
のちに町名となる。
昭和10年には、東武東上線・菅谷駅が名称変更され、武蔵嵐山駅に。
昭和42年の町制施行により菅谷村から「嵐山町」と改称される。
【相模嵐山】
南の道志山塊、北の小仏山脈の中間にあることから、間の山(あいのやま)が本来の山名で
あったが、山容と落葉広葉樹林などの景観が京都の嵐山に似ていることから、いつのころからか
嵐山(あらしやま)と呼ばれるようになった
因みに相模嵐山の麓に架かる橋の名前は「嵐山橋(らんざんはし)」と言う。
嵐山町は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ゆかりの地でもあるらしく、
のぼりがあちこちに立っている。
また、「嵐山町ステーションプラザ:嵐なび」という
観光案内所(特産品販売所)も出来ていた。
近隣には「国営武蔵丘陵森林公園」もあり、
自然が素晴らしい地域だ。
これから暖かくなり、ハイキングには絶好の時期となる。
是非とも京都嵐山由来の場所を訪ねてみたいと思っている。
嵐山渓谷へ向かう途中にある雑木林を整備した森で、7月から8月にかけては、
タイミングが良ければ空を飛ぶオオムラサキを見ることができるかもとのこと。
gyuさん
嵐山のオオムラサキのマンホールには気が付きませんでした。
2年前の7月、山梨までオオムラサキを見に行き、その直後埼玉でも見られるということで嵐山のオオムラサキの森まで見に行きました。しかし、そこでは残念ながら1頭も見ることが出来ず、帰りの道で歩道にオオムラサキがデザインされたタイルが2種類あったので、せめてもの記念に写真を撮って帰りました(添付)。期待したものが見られなかったせいで、山梨よりも嵐山が遠く感じたのを思い出します。オオムラサキは不発でしたが、近くの菅谷館跡でホソオチョウという不気味なチョウを撮ってきました。
Henk 様
コメントありがとうございます。
上記のマンホールは駅東口側にかなりありましたが、
あまり目立たず、探索しないと気が付かないと思います。
菅谷館は のぼり に記載されている畠山重忠が住んでいたところですね。
ホソオチョウ という名前は初めて聞きました。
ちょっと調べてみたら外来種だそうですね。
ジャコウアゲハと同じ食草で生息地域に影響が出ているとのこと。
蝶の世界はダイバーシティとは行かないようです。
また、よろしくお願いいたします。
gyu