夏の星座~はくちょう座

白鳥に化けたゼウス
スパルタ国の王妃レダは、非常に美しく心優しい女性でした。いつものように地上を眺めていた最高神ゼウスは、そんなレダを見つけてこころを惹かれ、自分のものにしたいと考えました。

ゼウスは、愛の女神アプロディテに協力を求めました。彼自身は白鳥に化けて、鷲に化けたアプロディテにわざと追い回してもらい、その状況をレダが目撃するように仕向けたのです。やさしいレダは、鷲から白鳥を守ってあげようと窓を開けて部屋に招き入れました。

白鳥に化けたゼウスは、その姿のままレダの胸に飛びこんでまんまと思いを遂げたのです。この時の白鳥の姿が「はくちょう座」になったそうです。

王妃レダは、2つの白鳥の卵を産みました。その卵から、4人の子供が誕生しました.カストルとポルックスは双子の兄弟、ヘレネとクリュタイムネストラは双子の姉妹でした。

ヘレネは母に似て美しく、年頃になるとギリシャ中の男たちが結婚を求めてやってきました。また、愛と美の女神アプロディテも人間で一番美しいのはヘレネだと認めたほどでした。その美貌がきっかけで、後に人間と神々を巻き込んだトロイア戦争が勃発することになります。

星座名 はくちょう座
学 名 Cygnus
主 星 デネブ(1.3等級)夏の大三角のひとつ
季 節 夏の星座(20時正中 9月下旬)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Optionally add an image (JPEG only)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください