ベトナム旅行記 第3章

7.SIM カード

今や渡航先で通用する SIM カードの購入は、到着後に最初に行うべき行為である。実際、ハノイの空港の到着ロビーには SIM カードの売り場がいくつかあった。

私は、日本で ahamo(docomo 系列の格安SIM)を使っているが、これは海外でもそのまま使える。飛行機が着陸すると、スマホはすぐにベトナムの携帯電波をキャッチし、国際ローミングをオンにするように指示される。画面に表示されたリンクをタップし、国際ローミングをオンにすると、日本と同様にスマホが使えるようになった。そしてスマホにリンクしているスマートウォッチもベトナム時間に自動的に変更された。便利なことこの上ない。

8.WhatsApp

出発前にハノイのホテルに予約を入れると、「空港送迎およびハロン湾クルーズはいかがですか?」とのメールが来た。「両方とも希望」との返事を出すと、WhatsApp で連絡したいという。WhatsApp は使ったことがないので、そのアプリをスマホにインストールし、アプリに登録した電話番号をハノイのホテルに連絡する。すると、すぐに WhatsApp で電話がかかってきた。ベトナム語ではなく、そこそこ理解できる英語なので助かった。

出発日には WhatsApp で、「今日のご到着をお待ちしています」との連絡がきたので安心。タクシーの手配の確認やドライバーに支払う通貨などの確認もこのアプリでできる。 WhatsApp は、旅行途中でも Klook との連絡、チャーターした車のドライバーとの連絡などで大活躍した。

9.ホテルでのトラブル

ハノイで宿泊したホテルは、Hanai Morning Hotel. ここを選んだのは、旧市街の便利な場所にあることと、最上階のレストランからのホアンキエム湖の眺望が素晴らしい点である。安い部屋なら一人一泊 3,000 円(2 人部屋)だが、今回はホアンキエム湖が見えるスイートルームを予約(実際はスイートと言っても広めの一部屋だったが)。費用は朝食付きで一人一泊 7,000 円である。予約の際には、「ツインベッド希望」と記入した。

午後 11 時頃、ホテルに到着。思っていたより、小さなホテル。受付には、若い男性が一人座っている。問題は、彼が全く英語を理解しないことであった。何とか支払いを済ませ、部屋に案内してもらうと、そこにはダブルベッドが 1 台置いてある。「これはダメだ。ツインベッドの部屋に変更して欲しい。それができないなら、2 部屋用意して欲しい。ただし、これはそちらの不手際なのだから追加費用は払う気はない」と話す。日本語も英語も理解できない彼は、スマホを取り出して、スマホに向かって話して欲しいとのこと。スマホに向かって日本語で話すと、それがベトナム語に翻訳される。また、彼が話したベトナム語はスマホの翻訳アプリで日本語に翻訳される。時間はかかるが、なんとかコミュニケーションをはかることはできる。

彼は、英語ができるマネージャーにも相談。私もマネージャーと直接交渉。結論として、このホテルで一番高い VIP ルーム(ここもダブルベッド)にエクストラベッドを入れるという案で決着した。もちろん追加費用なしで。

(第4章へ続く)

HS

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