Y姉の体にいい話⑦油
すっかりご無沙汰してしまいました。
前回、ナッツのことを書き終えた時から、次はオイルだと決めてはいたのですが、用語が難しいので、興味を持って読んでいただくにはどうしたらいいかなどと、構想を練っていました。←にしても、練りすぎ!!
ひとことにオイル・油と言っても、体に良いものから悪いものまで、さまざまです。
あつこさんの日記にもありましたが、なんと言っても、体に良く、積極的に摂りたい油は、上の図のグループ④です。
体内で作ることができないので、進んで食べましょう、です。オメガ3と呼ばれる油で、えごま油、アマニ油、クルミのほか、青魚(マグロ、イワシ、ブリ、サバ、サンマなど)に含まれています。 血をサラサラにしてくれるので、血圧やコレステロールが下がります。認知症や骨粗鬆症の予防になるという説も聞いたことがあります。
グループ②のオメガ9、グループ③のオメガ6も本来はいい油なのですが、日本人は摂りすぎだそうです。食べ物に含まれているので気づかぬ間に口にしていて、オメガ3とのバランスから見ると、かなりの摂りすぎになっているそうです。
左端のグループ①は、常温で固形の油です。確かにおいしいのですが、悪玉コレステロールが増え、動脈硬化、心筋梗塞などのもとになるので、できるだけ我慢です。
バターがダメならマーガリンならいいだろうと思いがちですが、常温では液体なのを加工して固形にしたトランス脂肪酸(右端のグループ⑤)と呼ばれるもので、もっと体に悪いそうです。ショートケーキに使われるショートニングなど、これを我慢するのはなかなかです。
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油は加熱によって劣化し、体に悪いものになってしまいます。体にいいと言われるアマニ油・えごま油も、熱すると有害物質が出てきます。だから、日の当たらないひんやりした場所で保存するのが鉄則です。空気に触れるのもよくないので、一食分ずつに個包装したものも売られています。その分お値段が張りますが。
揚げ物の時はサラダ油をという方も多いかと思いますが、高温では変質してしまうから、避けた方が無難なようです。
高温でも変質しにくい油と言うと、ごま油、ピュアオリーブオイル、米油と言ったところでしょうか。私は中でも高温に一番強く、癖がなく、仕上がりがサラサラさくさくして軽い米油がお気に入りです。もちろんサミットで売っています。
ところでごく最近、製造過程で脱色・加熱・水素処理で栄養が壊され、がん・糖尿病・動脈硬化の原因にもなるというパームオイル(あぶらヤシから取ります)のことを知りました。ポテトチップス、カップラーメン、菓子パンに使われていますが、原料表示は「植物油脂」ですませていいので、知らないうちに口にしています。摂取量は日本人一人当たり年間4㎏・・・怖い話です。
油・オイルの類にはくれぐれも気を配っていただきますように。
追記:X氏とZ氏にあやかってY姉を名乗っておきながら、比べ物にならない遅筆ですみません。
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