秋の星座~アンドロメダ座
生贄にされた姫
エチオピア国の王ケフェウスには、美しい妻カシオペアと、さらに美しい娘のアンドロメダがいました。
あるとき、カシオペアの失言が神の怒りをかい、国が大災害に見舞われることになりました。王は、神の怒りを鎮めるために、アンドロメダを怪物テイアマトの生贄にさしだしました。
アンドロメダは、海岸の岩に鎖でつながれてm恐怖に震えながらティアマトを待ちました。この時の姿が、後に天に記されえて「アンドロメダ座」になりました。
天馬ペガサスに乗った英雄ペルセウスが、退治したばかりの怪物メデューサの首を携えて海上を飛んでいると、海岸で鎖に繋がれたアンドロメダを見かけました。エチオペア王のもとへ飛んだペルセウスは、事情を聞き、姫の救出を約束して海岸に引き返しました。
海が裂けて、テイアマトが現れました。ペルセウスはペガサスに乗ってテイアマトの顔面に迫りメデューサの首を突きつけました。メデューサには目が合ったものを石に変えるという魔力があります。ティアマトは、たちまち石に変わりました。
救われたアンドロメダは、ペルセウスと結婚しました。エチオピアの大災害は、ペルセウスの父ゼウスが、神々をなだめておさめたのです。
星座名 | アンドロメダ座 |
学 名 | Andromeda |
主 星 |
アルフェラッツ(2.1等級) |
季 節 | 秋の星座(20時正中 11月下旬) |