多摩川よ そんなに早く行かないで・・・X氏のつぶやき134

梅が咲いた、桜が咲いた、立川の公園にチューリップが満開だ
・・・と言っていると多摩川の河川敷に育つ破竹が揺れている
ウグイスの合唱は毎日聞ける昨今の季節
春から初夏に多摩川の堤は賑やかになってきた

人は時として花にばかり目が行くが、この時期はまた虫たちの出番でもある 
3歳の子供を連れて多摩川に行けば子供は座り込んだまま動かない
子供の足元には アリさんが行ったり来たり
小さな花の周りをテントウムシさんがうろうろしているのを
子供は見つけているのです

5月に入ると虫たちの合唱大会が始まります
多摩川もどこかで虫たちのオーケストラの演奏会をやっているのかも・・・
冬眠から目を覚ましたトノサマガエルが指揮者になって、チェロのカマキリとバイオリンのキリギリスとコオロギはバッタの王様がドラムを叩き
夕焼け空が真っ赤に染まった頃、多摩川の河原では虫たちのコンサートが始まる
というより虫たちのサンバの演奏が始まる
河原はダンスホールになるのだ
そのシーズンは 今だ‼

おいおい、それはまだ早いよと声をかけるコオロギくん
エンヤーコーラードッコイショ‼
トノサマガエルがやると、会場は一気に虫たちの盆踊りサンバが河原いっぱいに歌いながら踊る虫たち
夏の川の水が増えてくるまでの束の間のコンサートを楽しんでいるのです

春、初夏、梅雨、多摩川はまた大自然の中に戻っていく
私を楽しませてくれるのは今
5月の初旬は本当に虫たちのコンサートに出会いますよ
まめに多摩川を歩いてみてください

 

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