秋の星座~ペルセウス座

英雄ペルセウスの宿命
アルゴス国の王アクリシオスは、「娘のダナエーが生む息子に、いつか命を奪われる」と神から告げられていました。恐れた王は、ダナエーを王宮の塔の中に閉じ込めてしまいました。

ある日、最高神ゼウスは、塔の部屋で泣いていたダナエーに心を惹かれ、金の雨に化けて近づきました。ダナエーは、ゼウスの子を身ごもり、やがて息子ペルセウスを産みます。

すると、王は、ダナエーとペルセウスを木箱に入れて海に流し、国から追放しました。ペルセウスたちは、セリフォス島に流れ着き、新たな生活をはじめました。たくましく成長したペルセウスは、島の王から、怪物メデューサの退治を命じられます。彼は、女神アテナから剣と盾を神ヘルメスから兜とサンダルを授かり、それらを使ってメデューサの首を切断し、勝利をおさめました。さらに、その帰路で怪物ティアマトも倒し、美しいアンドロメダ姫と結婚しました。

ペルセウスは、母と妻を連れて祖国アルゴスに戻りました。それを知った王アクリシオスが逃亡したため、ペルセウスが王座に就きました。

ある時、ペルセウスは円盤投げの競技に参加しました。彼が投げた円盤は、客席に偶然いたアクシリオスにあたり、その命を奪いました。

「ペルセウス座」として天上にあげられた英雄ペルセウスが左手に持つのは、彼が退治した、髪の毛1本1本が蛇でできた怪物メデューサである。

星座名 ペルセウス座
学 名 Perseus
主 星

アルゲニブ(1.8等級)
ミラク(2.1等級)

季 節 秋の星座(20時正中 1月上旬)

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