歯の捻挫
この話、題はおもしろいけれど、中身はかなり不名誉な気がするのです。書こうか書くまいかずいぶん迷いました。第一、治る見込みがなかったら辛いし。
どうしてそうなったかを含めて正直に書きます。その勇気?に免じて、筆者は誰か、詮索しないでください。
夕食の時でした。箸を口の中から出さないうちに、タイミングを間違えて思い切り噛んでしまったのです。ガッと衝撃があって、そのあとが悲惨。シフォンケーキのような柔らかいものでも、ちょっと触れるだけで涙が出るほど痛くて噛めないのです。
折悪しく連休、休みが明けるのを待ちかねて歯科に行きました。「硬いものを噛んで(事実!!)歯がぐらぐらします」と申告。診断は、「歯の捻挫です」。歯の捻挫なんて、聞いたこともなかったのですが、正式の名前だそうです。
ある程度の年齢を過ぎると虫歯より歯槽膿漏で歯を失うと知り、歯肉までしっかり磨いて、定期的にチェックを受けて大事にしてきたし、レントゲンで見る限り、神経もちゃんと生きています。が、歯そのものがもろくなっているので、折れていないとも限らない、治療しながら経過を見るしかない・・・
捻挫の治療はギブスで固定です。というか、透明なボンドで隣の歯にくっつけてもらったのです。最初の一週間は揺れが大きかったので、ギブス(ボンド)が外れて2度つけ直し。幸い折れてはいなかったので、その後はギブスに守られ、だんだん揺れなくなりました。
半年以上経っても、まだギブスを外すお許しは出ていませんが、元通りしっかりするまで気長にがんばります。
それから、スポーツの最中などに衝撃で折れたり抜けたりした時は、歯を乾かさないように保管して歯科に急ぎましょう。牛乳に浸しておくのが一番ですが、「飲み込まないように気をつけて口に含んで」でもいいそうです。