ボクのロンドン滞在記~シン日英同盟めざして~ (その22) パディントン駅で世界的に有名なクマを探す
彼のコートには、
「このくまをよろしくお願いします」
“Please look after this bear. Thank you.“
と書かれた札がついていました」。
本日急遽、Tちゃんとパディントン駅で落ち合いました。休暇を取り、英国の北の方を巡って、ロンドンに帰ってきた彼と再会したのです。
パディントン駅で落ち合ったのは、彼が泊まっているホテルが駅から至近にあることと、ボクのこのクマに会いたいという希望が合致したからでした。
クマのパディントンを探しましたが、かんたんに見つかりません。
最終的に駅の案内係(上の写真のインフォメーションデスク)に尋ねて、教えられた方向に歩いて行きました。ようやく近くにたどり着いたはずなのに見つかりません。
「えーっと、どこだよ?」
7月6日(水) 晴れ (ロンドン粗餐紀行③を含みます)
午前中は、書き上げていたレポートにメンバーから寄せられた質問やコメントに対する回答を作成しました。大学のオフィスは相変わらず閑散としています。
お昼休みに、チームの1人であるディーちゃんが「もしよかったらお昼一緒にどうですか」と声をかけてくれました。愛想が良くて優しい良い子です。ちなみに彼女は中国出身で、ニュージーランドにも住んでいたとのこと。
お弁当を買ってから共用スペースに来ると、すでにエム女史(アクティング・ダイレクター、つまり部長代理)と、南米出身のヴァルちゃん、そしてディーちゃんの3人が円卓を囲んで食事していました。
May I join you? (仲間入りしても良いですか?)
と言いながら同席させてもらいます。
学食で買って来たのが、おにぎりとウーロン茶(ポッカ製品)。
女性たちがおにぎりに好奇心を示すので、
「これはねぇ、ちょっとした発明なんですよ」
(Well, this is a little invention.)と言いながら、海苔とおにぎり本体が包装のプラスチックシートで分離されている状態から、包装を外しながら海苔をおにぎり本体に巻き付けるのを実演して見せます。(ちなみに具はシャケで、評点は70点)。
ところで、気がついたら、3人の女性たちは、例のカツカレーを食べていました。
ヴァルちゃんは全部平らげましたが、エム女史とディーちゃんはごはんを少し残して、「お腹いっぱいで午後から眠くなるわ」などと言って笑っています。
南米出身のヴァルちゃんは、すごく綺麗な顔立ちで女優にしてもよいくらい。
座っているとまったく背の高さを感じないのですが、立ち上がるとボクよりもはるかに背が高くなります。つまりそれだけ脚が長いということ。ジーンズ姿も美しくスタイルがよい。
彼女に名前をなんて呼んだら良いのか尋ねたあとに、ボクからは、
Please call me xxxx(ボクのファーストネーム)
と言ったところ、「もちろん知ってるわよ」と明るく応えてくれました。なんかうれしい。
シード入りパン(苦みがあってまずい、45点)。
紅茶――香りのついたアールグレー。太郎ちゃんが置いていった、丸いティーバッグで、糸が付いてないので毎回お箸で取り出しています。(60点、Tちゃん、ごめん)。
バナナとチェリー、いずれも美味しい(85点)。紅茶以外は駅前のウエイトローズで購入したもの。
左は牛肉の水煮、右はエビチャーハン。いずれもきわめておいしい。両方とも90点。
ソーホーにある、お気に入りのパブ(下の左)
店内の様子と帰宅途中の地下鉄社内(だれもマスクをしていない)
風戸 俊城
ハイム在住。現役時代は中東、東南アジアの4か国に駐在し、40年勤務した後、現在は英国と日本を結ぶ知財プロモーターとして働く。経済・産業分野の翻訳業も手がける。