地面の蓋 11 小樽(北海道)
昨年、札幌に帰省した際に小樽へ小旅行し、
蓋を探してみました。
北海道の入り口でもある新千歳空港では
「航」と表記された蓋を発見。
おそらく「航空局」関連施設の設備なのだろう。
飛行場関連の蓋もかなりありそうだが、
それは次回としよう。
実家は札幌なので家の近所を探索。
時計台と鮭が描かれた蓋を発見。
2枚の写真は同じように見えますが微妙に違います。
SAPPOROの上に書かれている文字が「うすい」と「おすい」なのです。
さて、タイトルにある小樽ですが、街の歴史は古く、札幌から近い海の玄関口として
ヒトやモノが集まるようになった場所です。
1880年(明治13年)には北海道内初となる鉄道が手宮 – 札幌間に開通し、
小樽港は道内各地への開拓民の上陸や物資陸揚げの港となりました。
その後、昭和初期にかけて金融機関や船舶会社、商社などが進出して
北海道経済の中心都市として発展してきました。
明治時代に建てられた「旧渋澤倉庫」石造の建物も残っています。
渋沢栄一は小樽では倉庫業に投資していたようです。
現在は「小樽GOLD STONE」「PRESS CAFE」という2つの飲食店が入って人気となっています。
写真は運河めぐりの最中に撮影したものですが、小樽へ行った際は是非とも「運河クルーズ」を
楽しんでもらいたい。小樽の魅力を再発見できると思います。
小樽運河は港の荷揚げ量増加によりはしけの接岸距離を長くするために海岸の沖合を埋め立てて
造られたもので元々の海岸線に沿って埋め立てたことから緩やかに湾曲しています。
クルーズでは外国人のガイドさんもいて英語のような日本語での案内ですが、
それなりに楽しめます。私が乗船したときはニュージーランド人のガイドさんでした。
運河沿いにある倉庫の中でも目を引くのが下の写真です。
倉庫側壁に滑り台のようなものが見えます。
これは荷物を合理的に運搬するためのスパイラルシュートとのことです。
また、エレベーターも配置されているとのことをガイドさんから聞きました。
「旧北海製缶小樽工場第3倉庫」と言って、老朽化で解体の危機にありましたが
歴史的建造物として保存が決定したようです
蓋に戻って、街中で地面を探索。
運河から1本山側の商店街通りは修学旅行生で賑わっていましたが人込みを避けて探索。
北海道開拓使のシンボルマークが赤い星「五稜星」であったことから北海道では
星形のマークが多い。
(五稜郭に由来するのか?)
地面の蓋にも各所で星形が見られる。
北海道らしい絵柄も発見。ラッコである。
おそらく小樽の海岸付近でも見られるのだろう。
小樽運河を描いた蓋もありました。
色付きがあるはずだが、探しきれなかった。次回の楽しみとしておこう。
小樽は運河の他にも天狗山スキー場(夏でもロープウェイは動いています)、グルメではお寿司など、いろいろと楽しめることが多い街です。
北海道への旅行の際は是非とも立ち寄ってください。