笑説「ハイムのひろば」30~文芸館活性化企画

2018年11月、ハイム美術館創設の2カ月後にオープンしたハイム文芸館も3年半を経過した。マンション管理組合の運営するホームページではあっても、住環境等についての情報連絡だけではつまらないとの考えから美術館とほぼ同時期に創設され、今日までみなさんのさまざまな作品を紹介してきた。

スタート直後、掲載される作品をつぶさに見てみると、エッセイ、短歌、俳句、旅行記などハイムにお住いの方々の隠れた才能には驚くばかりであった。その後新しい作品が掲載されるたびに、内容の素晴らしさに感動したり、自分の経験では得られなかった経験話に耳を傾けたりで充分楽しませてもらったものだ。さらに作品の投稿はハイムのひろば活動を応援してくれる、住民の友人・知人にも広がりを見せ今やその人気を競うまでに発展していった。

しかし時が経つうちに美術館同様、投稿が減少傾向になりサイトとしての元気が見られなくなってきていた。そこで、美術館に引き続いて、文芸館活性化企画の検討に入ることになった。個人の作品にスポットライトを当てる手法は美術館と同じで、個人ごとのバナーを作成してより目立たせるようにした。そしてそれに加えて実施したのは、個人の紹介バナーをも作成したことだ。作品紹介のバナーと個人紹介のバナーを作成することで閲覧者に更に興味を持ってもらおうと思った。

この間、メンバーへの投稿依頼は引き続きお願いしたがそれにも限界があった。そこで、プローデューサー的作戦で投稿できる人を探してみようということになる。特に代表の山名がそれに力を入れた。今春になり、新しい執筆者が次々と現れ現在は複数の新規執筆者がページを賑わせている。以前メンバーの一部に、外部投稿者が増えることに難色を示す者もいたが、内部では誰も書かない、書けないのであるから仕方がない。それに、「ハイムのひろば」は既に外に大きく開かれたサイトであって、ひとつのマンションの内部だけで留まっているサイトではなくなっているのである。

上記に述べた通り活性化企画は一定の効果を生んだと思うが、それ以上に新しい執筆者が増えたことが今の活性化に大きく貢献している。外部投稿者はみな、「ハイムのひろば」を応援してくれている人たちだ。ただ閲覧するだけでなく自らも寄稿してくれるのは開かれたサイトとしてとてもありがたいことだ。

半年前から始まったこの活性化企画は現在も進行中だがあと少しで一旦終了を予定している。ハイム文壇に執筆者として最近登場した新しい数名の作品は通常の投稿として続いていくと思われるが、そのスポットライト紹介については、一定の期間(半年後?)を置いて次回に譲りたいと思っている。

蓬城 新

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