ヤタガラスのホームページ作成塾29~トラブル対策3(データのバックアップ)

前回と前々回、トラブル対処法として「プラグインの削除」及び「テーマの交換」について取り上げましたが、これらはあくまでもトラブルが起こった後の対処法です。今回は、修復作業をするために事前に準備しておくべき大切なことについて説明します。

ホームページは、記事、固定ページ、画像、PDFなど全てのデータファイルが組み合わさって出来ています。見えなくなる原因は、データが壊れるか、それを表示するためのソフトが機能しなくなるためです。ソフトの一部が壊れてもデータに問題がなければ修復はできます。修復のためにはデータファイルが必須です。

バックアップの方法の一つとして、WordPressには、エクスポート&インポート機能が付属しています。今回は、この機能の使い方を学びましょう。但し、カウンタ―などで利用されているCGIはこの対象に含まれていませんので、別途対処する必要があります。

管理画面の「ツール」にマウスを当てると「インポート」「エクスポート」という表示が現れます。データをバックアップするために「エクスポート」機能、バックアップされたデータを取り込むために「インポート」機能を使います。手順は次のようになります。

エクスポート
1)全てのコンテンツ
  クリックすると、エクスポート画面が現れ、エクスポートしたい内容が選択できるようになっています。デフォルトでは、最上部の「すべてのコンテンツ」が選択されており、通常はこのまま変更する必要はありません。これには、すべての投稿、固定ページ、コメント、カスタムフィールド、カテゴリー、タグ、ナビゲーションメニュー、カスタム投稿まどが含まれます。

2)コンテンツを選択
  バックアップしたいコンテンツが一部の場合、例えば、「投稿」のみ、或いは「固定ページ」のみ、または「特定のカテゴリーの記事」のみが欲しい時は、各々が選択できます。

3)一定期間を選択
  項目を選択したあとのページでは、一定の期間を指定できます。

4)カテゴリー/投稿者/期間/ステータスの選択
  投稿を選択した場合、特定の「カテゴリー」「投稿者」「期間」「ステータス」を限定して選択できます。

5)ダウンロード
  上記を選択後、「エクスポートファイルをダンロード」ボタンをクリックすると、ファイルの保存画面になります。ここで要注意なのは、保管場所の確認です。パソコンの設定によりダウンロードされる場所が違うからです。デスクトップなどに設定していない場合は、「ダウンロード」の中にあります。

6)ファイル名 
  ファイル名は後で内容がわかるようにつけてください。既定で「Wordpress2023-0510」と日付までが入りますので、その後に特定の名前、例えば、2023年1年間の全記事なら「Wordpress2023-0510投稿2023」とか、2022年1月分の固定ページなら「Wordpress2023-0510固定2022ー01」のようにしておけばわかりやすいです。

尚、選択項目にメディアがありますが、これをダウンロードしても全ての画像ファイルがエクスポート出来るわけではありません。画像だけは別途、FTP(別途解説予定)で送る必要があります。

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