Y姉のよもやま話(その2)詐欺犯を撃退?
こんにちは、Y姉です。
前回もお話しましたが、ノートに書き留めた題材は、もう2ダースを超えました。
実質的な第1回にあたる今日の話題は何にしようかと、しばらく考えました。生活に役立つもの、故郷にまつわる話、いかにも私らしい打ち明け話、たまにはちょっと教養のあるものもいいかな・・・なんて思いを巡らせた末に行きついたのが、やっぱりこの手の話です。
つい2.3日前に起きたばかりなのですが、ひねりもなくてすみません。
やがてお昼というころだったでしょうか、固定電話が鳴りました。ナンバーディスプレイもなければ、迷惑電話撃退対策もなにも施していないので、ごく普通に応答しました。いつもなら不用品買い取りだの、保険の見直しだの、女性の声が多いのですが、この日は違いました。とても低くて野太い男性の声だったのです。
その男性、「〇〇ですが」と、わが家と同じ苗字を名乗ります。
『え、誰だろう?』ごくありふれた苗字なので、同姓の人を思い浮かべて
「△△さん?」と尋ねてみました。
「違いますよ。声でわからない?」
「いいえ、わかりません、どなた?」
「ボクですよ、まだわからない?」
「う~ん、わかりません。どなたですか?」
ここでいきなり電話が切れてしまいました。 呆気に取られて、しばらく考え、ようやくわかりました。
そういえば私は、受話器を取るなり「はい、〇〇です」と応答したのです。だから相手は私に合わせて、「〇〇です、わからない?」と言ったのです。息子のふりをしたのかもしれません。(それにしては、やけに老けていましたっけ)
私が一向に誰かの声と間違える気配がないので、なりすますのをあきらめたのでしょう。
あれはオレオレ詐欺犯だったのだ!!
そう思うと、やたらにその声が不気味に何度も思い出されて、その日は一日中、落ちづかない気持ちで過ごしました。
電話の詐欺はこれで2度目です。サスペンス好きとは言いながら、さすがに3度目はあってほしくないと切実に思います。
you