Y姉のよもやま話(その4)電話の恥はかけ捨て

こんにちは、Y姉です。

「旅の恥はかき捨て」ならぬ「電話の恥はかけ捨て」、これは、現役で働いていたときからのモットーです。

分からないことがあったら、正式には文書で問い合わせることになっています。が、そのためにはきちんと書類を作り(ワープロ・パソコンデビューが遅かった私としては、そのこと自体、面倒です)、郵送で空を飛んでいる時間もバカになりません。手間と時間の無駄だと思うので、とにかくダメ元で電話してみます。「電話ではお答えできません」と言われたら、改めて文書を作ればいいのです。

かなりの確率で電話だけで返事をもらうことに成功しました。先方も、守秘義務に触れるような微妙なことなら慎重に対応ですが、そうでなければ、口頭で返事をした方がずっと楽なのです。

で、退職してからも、このモットーは功を奏しました。

うまくいかなくなったのは、考えてみれば、コロナが流行り出してからですね。コールセンターに配置できる人員が減ったのだと思いますが、電話しても応じてくれないところが増えました。そもそも電話問い合わせ先を見つけることが難しいし、やっと見つかったとしてもナビダイヤル、待ち時間にもどんどん電話代が嵩んでイライラさせられます。公衆電話で10円玉が音を立てて落ちていった、あのイメージです。

このころから、チャットが主流になりました。応答している人は多分、3人なり5人なりを掛け持ちしているのだと思いますが、用件を聞いてくるので、返事をしたら、かなり時間が経ってから、例えば写メを取ってアップしてくださいとかいう指示が来ます。もたもたしてやっと上げると、今度は先方の応答がないのです。やむなくこっちが別なことをしていると、その間に呼びかけがあり、ご丁寧に「〇分間お返事がないので、チャットを終了します」という通告が出ていて慌てたりなんかします。

時間がかかるけれど、確実なのはメールでしょうか。でもこれは往復の郵送時間が省略されるだけで、文書のやり取りにかなり似ています。聞いたことにしか返事がないし、的外れだとまた問い合わせです。メールを書き始める前から構えてしまいます。

やっぱり、何と言っても、電話がいいですね。先方はその間こちらにかかりきりになるわけで、他の人が電話をかけてきても応答できない。「いつかけても話し中」となって困るのでしょうが。

話し中と言えば、どこだったか忘れましたが、ようやく呼び出し音が鳴ったので、スピーカーフォンにして、相手が出るまで粘るつもりでいました。(その昔、指定券を取るためには〇〇公社の窓口に行くか、電話で頼むしかありませんでした。いつかけても話し中、たまたま呼び出し音が鳴ってもいつまでも応答がない。あきらめて切ったら、「呼び出し音が鳴ったらラッキー、相手が出るまで鳴らさなきゃ」とアドバイスされたものです。)

が、その最中になんと、「〇〇分お呼びしましたがつながりませんでした。しばらく経ってまたおかけ直しください」というアナウンスが流れて一方的に切断・・・電話代返してよ!と叫びたくなりました。

こうなると「電話の恥は掛け捨て」ならぬ、「電話の腹は立て損」です。何とも世知辛い世の中、ご用心です。

you

 

 

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