シリーズ南武線(その8)沿線の概況:登戸駅から立川駅までの風景と特色

ハイムに住んでいる私たちにとって身近な南武線についてシリーズでお伝えしています。

南武線の沿線概況を3回に分けて紹介します。

沿線の概況:

登戸駅から府中本町駅までの旅

南武線の登戸駅から府中本町駅までの区間は、風景の変化が感じられる興味深いルートです。

登戸駅を出発し、小田急小田原線をくぐり、東京都道・神奈川県道3号世田谷町田線(津久井道)をくぐって右に曲がります。

中野島駅が現れ、かつての梨畑は宅地に変わっています。駅名は地名によります。もともと多摩川の川中にある島のような地形から、武蔵国橘樹郡の中島新田と名付けられ、その後中野島村、稲田村→稲田町大字中野島を経て1938年川崎市に合併しました。

多摩沿線道路の中野島駅入口交差点から府中街道の土渕まで南北に走り踏切をまたぐ通りに駅があります。この通りに沿ってある商店街は中野島商店街と呼ばれています。近年は道路が改良され、歩道も両側に付けられています。

駅北側を東西に走る通り沿いには中野島北口通り商店街があります。また、駅東側を南北に走る通り沿いにも商店街があり、こちらは中野島中央通商店街と呼ばれています。

駅周辺の多くは住宅地だが、一部には梨畑や田畑もいまだに残っています。

稲田堤駅では二ヶ領用水・三沢川を渡ります。商店街が広がる駅で、京王相模原線と接続しています。稲田堤を出発し、京王相模原線をくぐり、神奈川県を通り抜けて稲城市に入ります。

駅では高架化工事が行われました。稲城大橋を渡り、稲城長沼駅に到着します。この駅は稲城市の代表駅で、商店街が広がります。

南多摩駅では工場が多く、大丸用水がかつて桜の名所でしたが高架化のため伐採されました。府中市に入り、富士通南多摩工場跡地や多摩川を渡ります。最終的に府中本町駅に到着し、市街地の南端に位置します。府中本町駅は市街地の南端にあり、駅東側には東京競馬場・大國魂神社があり休日などには混雑します。

府中本町駅から立川駅までの旅

府中本町駅から立川駅までの区間は、中央本線・青梅線と武蔵野線を結ぶ短絡線として重要な役割を果たしています。こちらの区間は旅客列車と貨物列車が交互に運行され、終日にわたって賑わっています。

府中本町駅を出発すると、東京都道18号府中町田線(鎌倉街道)をくぐり、武蔵野線と別れて大きくカーブし、西に進みます。その後、上り線が合流し、下河原線の緑道跡をくぐります。分倍河原駅は多摩川の氾濫原と武蔵野台地の境に位置し、京王線とも接続しています。このエリアには東芝府中事業所もあります。その後、京王線をくぐり、切り通しを通り抜け、空き地が広がる地点に西府駅が開業しました。さらに進むと、国立市に入り、谷保駅に到着します。この周辺には教育施設が多く立ち並びます。

谷保駅を発車し、国立市役所を通り過ぎると、矢川駅に到着。ここから立川市に入り、西国立駅に至ります。西国立駅周辺は再開発が行われ、住宅街となっています。そして、最後に東京都道・埼玉県道16号立川所沢線(立川通り)を跨いで立川駅に到着します。立川駅は中央本線・青梅線・多摩都市モノレールが交差する交通の要所であり、多摩地域の中心的な繁華街となっています。こちらの区間も、多彩な風景や交通の動きが楽しめる魅力的なルートです。

 

参考文献:Wikipedia
画像:なんぶライフ

(つづく)

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