地面の蓋 6 高尾山(東京都)
4月末に「休日ハイキングクラブ」で高尾山へ登ってきた。
前日までは天候不順であったが、この日は晴天☀。
クラブの皆さんの日頃の行いが良いのだろう。
表参道商店街途中の側溝でモミジを発見!
高尾山は秋には麓から山頂までいろいろな木が色づき、 紅葉が素晴らしい。
観光客も多く、その時期は登山道が一方通行規制となる。
ケーブルカー乗り場手前で色付き蓋を発見! おっと色無しもある。
文楽の人形のようだ。
調べてみると、「八王子車人形」だそうだ。
令和4年(2022)に国の重要無形民俗文化財に指定されている。
江戸時代の終わり頃、現在の埼玉県飯能市に生まれた山岸柳吉(初代西川古柳)が考案し、
その後、近郊の神楽師(神事芸能を専業とする人)を中心に分布し、
農山村や八王子織物の生産に関わる人の娯楽として親しまれてきたそうです。
その人形芝居が現代でも伝統芸能として伝承されるとともに、技法的に進化もしているようです。
高尾山へは何度か来たことはあるのだが、この蓋には今まで全く気付かなかった。
けっこう目立つのだが、なぜだろう? 意識の問題なのだろうが不思議だ?
まだまだ見えていないものが、そこかしこにありそうだ。
ケーブルカー:高尾山駅を降りてからも山頂までの蓋に車人形が描かれている。
50分ほどで山頂に到着。
高尾山の標高は599m、東京スカイツリー(634m)よりも低い。
ちなみに東京タワーは333m。(東京タワーは私と同い年なので親しみがある。)
この後、一丁平まで行き、昼食。
帰りは林道を通るコースを選択。森の中の空気がおいしく、風も心地よい。
珍しい草花にも出会えた。
クラブの仲間に教えてもらったのだが、高尾山にはタゴガエルというカエルがいるそうだ。
登山途中に根がまるでたこの足のように曲がりくねった
「たこ杉」というのもあったので、タコに似ているのかと思いきや、
戦前の両生類学者・田子勝弥氏にちなんで付けられた名前だそうだ。
湿地を覗いて探してみたが、見つけられなかった。
次回の楽しみとしよう。
高尾山には登山ルートがたくさんあり、各コースによって趣が違う。
どこも魅力的で、いろいろなコースに挑戦したいと思っている。
中野島から高尾山口(京王線)までは1時間程度で行けます。
1号路はケーブルカーやリフトを利用することで、普段着でも気軽に登れます。
トイレもたくさんあり、街を歩くのと似た感覚で楽しむことができます。
是非、皆さんも出かけてみてください。
夜景も綺麗らしく、夏にはビアガーデンと併せて登るのも良いかも?
高尾山口駅の隣には「極楽湯」という温泉がある。
露天風呂もあるようなので次回は帰りに寄ってみよう。