多摩川音頭の歌詞(No. 16/31, 17/31)五宿がよい 五宿がえり

多摩川音頭の十六節と十七節です。

ここに出てくる五宿とは、布田五宿のことと思われます。江戸時代、甲州道中の上石原、下石原、上布田、下布田、国領の各宿と上布田宿加宿の小島分村を合わせて布田五宿といったとのことです。そこでは料理屋や遊郭が並んで盛り場を形成していました。

仕事が一段落済むと青年たちは梨や桃で稼いだお金をふところに、多摩川を渡り対岸の五宿で飲み明かし、朝帰りしたのでしょうか。当時のそんな風俗を白秋は唄ったものと思われます。

 

 

 

 

 

 

なお、多摩川音頭の実際の曲を聴いてみたいという方は、次の音源からお聴きください。  AY

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