夏がゆく雲がちぎれて秋がくる!我がままな気持ちになってくる・・・X氏のつぶやき98

少しでも夏をとそうめんを食べながら夏をおしんだ。風鈴もしまわねば!と窓の外を見ると富士山をとりまく秋の雲、富士山も絹のスカーフをまいている。おお!秋はそこまできているんだ!

友だちが言った。
紅葉がはじまる。混雑しない山に行ってゆっくり紅葉を楽しんで温泉に入ってのんびりしてこない?と声をかけてくれた。

秋だ!秋だ!紅葉の秋だ!
沈んでいたこころに鞭をうってくれた。

里村には、いろついた柿がたわわに実っているよ。あんた大好きでしょう?ととどめを刺した。農家の庭さきに色着いた柿の実が。
私のこころは晴れわたった。いろづいた柿の実が、といわれて心の古里が蘇った。こども時代に過ごした田舎の光景が胸をついた。友だちの親戚の農家の柿を無断で採っておばさんにこっぴどく叱られたことを思い出した。
ああ、連れていってください!里村の景色は見たいです!すっかり秋の景色が私を虜にしてくれた友だちの誘いでした。

去り行く夏よ!有り難う!
いつも変わらぬ友情!有り難う。

感傷的になる秋口を友のひとことで前を向く事が出来ました。もう秋よいつでもおいで!もずを連れ夏がゆく雲がちぎれて秋がくる。

おぉ!蝉よさようなら!
コーロギさん、こんにちは!

晴れ渡る空には、秋の雲が現れる。魚屋さんにはサンマが姿を見せ、八百屋さんにはマツタケが顔をだした。
夏よ!なぜそんなに早くいくんだい?もう少し短パン、シャツでこの夏を楽しみたいんだ!
と寂しい気分になる九月半ばの朝、バッタの子供が多摩川の堤を飛回る。咲き遅れたアザミの花が頭をたれている。

もうよい!寂しがるな!夏はまたくるのだ!と自分に言い聞かせて秋をむかえるのですが、去り行く夏がいとおしく思うとしになったのでしょうか。

暑い暑いと言った日が去っていく!まだ半袖でいたい。もう少し夏気分でいたい。自然の移り変わりを楽しむことができなくなりつつあります。夏を引き止めておきたい気分の朝です。今朝見る朝露はもう夏のものではありません。
葉っぱの裏に隠れるテントウ虫,茶褐色に変身したカマキリも明日に向けて命を育んでいるのでしょうが、わびしくうつるのです。

元気を出せ!人間様よ!と秋の虫たちの声がきこえてくる。

キンモクセイの香りが漂うハイムの樹々も、桜の葉っぱは紅く染まって散っていく。夏の空に聳えていたケヤキの木も衣かえをはじめだした。

なぜお前は素直に秋を迎えいれないのかと自分に言い聞かせて夕暮れの多摩川の空をみあげた。黒い雲が真っ赤に染めているが、あっというまに消えてしまう夕焼け空、つめたく夕闇がせまってくる。コウロギが鳴き出す!自分の出番がきたと元気に鳴き出す。

そうか!秋を待っている虫たちがいるんだ!

二カ領川をみてみよう、葦の葉に変わってスズキの穂が輝き出した。シオカラトンボがアキアカネに変わった。多摩川の堤も曼珠沙華がさくだろう。みんな秋を待っているんだ!

だがなぜお前は素直に秋を迎え入れないのか!と問いかける、もう少しゆっくり行きたいだけだ。実りの秋に!

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