春よ来い・・・X氏のつぶやき132

春よ来い 早く来い
ぼくのところに飛んで来い

2月になると梅の花が咲きかける
冷たい風が春を運んでくる
多摩川の早朝、弱々しい小鳥の鳴き声も春を待ちわびているようだ
水落ちのせせらぎにはピチピチと跳ねている稚魚が目にとまる
枯れ草をかき分けるとそこには可愛い新芽が顔を出している

だが早朝の多摩川には霜が降りている
土は凍てつき歩くとパリパリと音を立てて春を呼ぶ 
東の空が赤く燃える時、輝きを放つ曙光には命の誕生を思わせる感動がある
冷えていた朝露の風はその一瞬暖かい春の風に育っているのだ
弱りかけていた心身が元気になる時だ!
草木の力を私にくれます
春待ち草の新芽が顔を出しておーい!てんとう虫さーん!もう目を覚ましたかい?
小鳥の鳴き声も元気になってきた
指揮者役の小鳥が鳴くと一斉に合唱が始まる

その時に出会いたくて
膝の痛みも忘れて多摩川に出る早春の堤、希望の持てる朝でした

 

春よ来い・・・X氏のつぶやき132” に対して1件のコメントがあります。

  1. アバター Harimao より:

    詩情あふれる表現に感じ入りました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Optionally add an image (JPEG only)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください