ティーグランウドに立つだけでもいい・・・Ｘ氏のつぶやき129

夏が去り　秋がきた！紅葉だ!　温泉だ! あっという間にクリスマス!
光陰矢の如し
みなさん今年はどうですか？思い残すことはありませんか？
ハイムの花壇は冬じたくを始めましたね。

奈良の古き友人が突然会いたいと電話をかけてきました。
「酸素ボンベが離せなくなってしもうた」といいました。
「おまえに会いたい！無性に会いたくなった！」そういうのです。
私も毎週月曜日水曜日金曜日が透析の身！　

だが私は「すぐそこまで行きます！」と言ってその週の土曜日朝6時にハイムを出ました。
生駒の山の中、玄関前に出てきた友人は私を見るなり涙を出して握手した。
鼻に酸素吸入器、長い酸素のホースを家の中から引っ張っていた。
「お前も透析なのによく来てくれた！」また涙が出る。横にいる奥様も涙を拭い、家のなかに招かれた。私は用心のため息子を同行させた。

男の友情。信頼できる。
何回もゴルフを楽しみにハワイへ
今はその思い出を持って生きているという。
そんな彼に自分のことは言えなかった。
「よしまたゴルフにいこう！」と約束してお家を出ました。
ゴルフには行けない私ですが夢を持って帰りました。

私はその後、心臓冠動脈のカテーテルの手術。
ことによると足の脛の手術をやるかもと言われているが、その友人には話さない。
医師が最後にゴルフをしなさいと言われたら私が友人として参加する。
フェアウエイでのプレイはできなくてもせめてゴルフ場のテイグランドに立つだけでも、もう一度友人と立ちたい。

そんな夢を持って今年の暮れを迎えたい。

私にとっては紅葉を見に行く、クリスマスも関係無い。元気で正月を迎えるために年内にもう一度心臓部にカテーテル手術をするが彼には知らせない。

そっと元気になりたい。
紅葉を見に行こう、クリスマスを祝いたい、心からそうなれる自分を取り戻したい。

誰かが言う
年寄りにとって薬より良い薬は友人だ。友人に勝る薬はない。

さ、ハイムの皆さん、お互いにねぎらいあって、友だちを大切にしましよう。