ブナの林を歩いて・・・X氏のつぶやき130

➖山梨の柳沢峠➖

友人が「しばらく山を歩いてないが体調が良ければブナの林をあるいてみないか?」と。
東京都民の水の源流にあたるところだ。1700メートル位あるが林の中をだらだら歩く道らしい。「足が痛むなら休み休みゆっくり歩けば~」ということで朝早く出かけた。

山梨のブナ林に入る入口の駐車場には車2台しか停まっていない。
「穴場だ!祭日なのに」友人は驚きながらラッキーと叫んだ。私たちだけで山に入っていく。
一歩あがるとすぐに展望台がある。いきなり度肝を向くような光景が飛び込んできた。
山々に囲まれたというか山々の上に鎮座している美しい姿が視界に飛び込んできた。
言葉を失う美しさ、聳え立つ富士。

その驚きを惜しみながら山路に入ると、たちまちさらに心が奪われた!ああ、友人はコレを私に体験させたかったのだと直観。
目の前はブナの木々に囲まれた。
樹齢何百年の大木が天をつくように立ち並んでいる山肌はきれいに刈り込まれ、その姿は絵を見るような美しさだ。落葉した後の美しさだ。足元は深々とした落葉だ、その上を踏み踏みブナ林の中を一時間くらい歩くとそこは再び展望台。そこから見渡す山々の光景には、小さな山々が重なり合い肩を寄せ合い手を繋いだ穏やかな表情がひろがっていた。

この山からゆっくり流れて多摩川につながっているのだ。

このブナ林は、来年の5月新緑が芽生える時に来れば緑燃える林の命の誕生に出会えるぞ!
そんな想いを抱きながら再びブナの林の中を歩いてもとに戻った。

そこから少し下がってきて恒例の里村の温泉にいく。
のめこいの湯 まだ少し紅葉が残る川沿いの吊橋を渡って温泉風呂に、なんてツルツルする温泉。至福の時とはこの時だ!と叫びたくなった。

ああ!!
11月の自然の中に身を横たえた至福の時を友人がプレゼントしてくれました。
足の悪いのを忘れて山を歩くことができました。

感謝。

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